「Fukuoka Growth Next Camp」のセッションに参加
2018年11月1日(木)に連結子会社である株式会社SKIYAKI APPS代表取締役の在國寺が「Fukuoka Growth Next Camp」のセッションに参加致しました。
開催された「Fukuoka Growth Next」は、福岡の新たなスタートアップのプラットフォームとして誕生した、官民共同型のスタートアップ企業を支援するための施設です。2014年3月に閉校となった旧大名小学校が福岡のスタートアップの中心地として生まれ変わり、福岡市スタートアップ支援施設運営委員会が運営しています。
スタートアップ企業の急成長には、行動力が必要不可欠です。スタートアップ企業は、様々な行動力を発揮しなければなりませんが、その一つとして資金調達などファイナンスの分野が挙げられます。今回は「行動とファイナンス」をテーマに、具体的な事例や成功・失敗体験を踏まえた複数のセッションが実施されました。
この度、セッションへの参加をお声掛けいただいたのは、福岡県出身である在國寺のスタートアップに関わる様々な経験を、スタートアップされた方や考えられている方と共有し、福岡のさらなるスタートアップ企業の成長を促すきっかけとなって欲しいという理由からでした。在國寺は、大学在学中に音楽×ITスタートアップをコンセプトとした事業を共同で立ち上げたり、株式会社SKIYAKIに在籍中には新規事業企画、アライアンス業務、M&A業務等を担当した経験があります。セッションのテーマは「CVC(コーポレートベンチャーキャピタル」)からの資金調達と事業シナジー」でしたが、在國寺の今までの経験を通し、「スタートアップ創業からIPOまでのファイナンス」「これまで実施してきた他社との資本提携及び企業グループの形成」「グループ会社としてのファイナンス」という多角的な切り口でお話いたしました。
セッションでは、9つのテーマが用意されており、モデレーターの永井氏(マネックスベンチャーズ株式会社 インベストマネージャー)により参加者の挙手が多かったテーマが選ばれて進行していきましたが、特に多くの関心が集まったのは、具体的な資金調達方法についてでした。
福岡のスタートアップ企業を取り巻く環境は、年々整ってきていますが、セッションに参加していた4人全員が、「事業内容として面白いものも多いので、スタートアップをする人は、もっと積極的に投資を検討する企業に、都心から距離はあるものの距離を超えてアプローチして欲しい」と参加者達を鼓舞していました。
在國寺が投資検討をする際のポイントは、まず経営者の資質と事業シナジーがあるかどうかです。そして、「今後どのような企業に投資したいか」は、スケールが大きく展開していく可能性を感じるもの、またパッと聞いてよくわからないようなサービスつまり新しい概念のサービスだからこそすぐにはわかりづらいサービス、かつSKIYAKIがオムニチャネル戦略をとる中でチャネル展開を促進するような事業を手掛けているところです。SKIYAKIが掲げている「FanTech(=Fan×Technology)」は、時代にあったテクノロジーを用い、ファンとアーティスト、クリエイター、企業などの創造主との新しい関係を生み出し、新しいマーケットを創っていくことを目指しているからこその視点です。
LINE Ventures株式会社の木村氏は「LINEを超えるようなサービスを産み出す企業を探すことがミッション」だと考えられていたり、KLab Venture Partners株式会社 代表取締役社長/パートナーの長野氏は、「現状では、日本のVC市場は海外と比べて金額規模が小さいので拡大していきたい」、マネックスベンチャーズ株式会社の永井氏は「第二の創業を推進するために、CVCからVCへ脱皮をし、投資業務の本格的な事業化を図る」とそれぞれ投資に関するお話をされていました。
「CVCからの資金調達と事業シナジー」を軸に、事業シナジーを求めるCVCならではの出資を決めるポイントや逆にスタートアップから事業提携や販路拡大シナジーをCVCに求めた理由などをセッションで明らかにしていきました。
今回開催されたセッションでは、弊社の企業投資に対する方針や考え方を共有させていただく貴重な機会となりました。新しいマーケットを創っていけるようなワクワクする企業と事業シナジーを高めながら、SKIYAKIグループ一同、今後もステークホルダーの皆様へ貢献できるように、日々業務に邁進して参ります。
■「Fukuoka Growth Next Camp」の詳細
https://growth-next.com/event/12396
■株式会社SKIYAKI APPS
https://skiyakiapps.com/